無事に滞りなく返済ができている期間なら、ソフト闇金で悩みを感じることはありません。
しかし事態は急変して、返済できないかもと思ったときには注意も必要です。
返済の約束日が過ぎてしまうと、執拗な取り立てをすることもありますし、嫌がらせとも感じられる行為で攻められるかもしれません。
契約者本人への取り立てはするものの、現在の賃金業法の上では、それ以外の人への取り立てに関しては禁止です。
ところがこれがソフトとはいえ闇金になると、あの手この手で返済を仰いできます。
鬼のように携帯や固定電話に、1日を通して電話をかけてくることもあるためです。
たとえ携帯電話の電源をオフにしようとも、緊急連絡先も必ず伝えますので、そちらへの鬼電は避けられません。
勤務先や実家などを緊急時の連絡先に伝えたとしたら、実家にも会社にもバレてしまう事があります。
どうしても返済できないかもと限界を感じたときには、債務責務を検討したり、弁護士への相談も視野に入れることです。
また本当に信頼のおけそうなソフト闇金であれば、返済計画の見直しを相談してみるのもひとつの方法になります。
異常ともいえる高金利を借金をする際には課せられますから、その時点で本当に借り入れをするべきかを考えなければなりません。
手数料を上乗せする業者もありますし、その金額もやはり高額です。
あまり顧客のことを考えない業者なら、嫌がらせだけではなく、他のソフト金融からの借入をさせることもあります。
ソフト闇金独特の返済方法
ソフト闇金業者のホームページには、丁寧に返済方法についてのルールが書かれています。
そこで多くの業者に共通している方法が、返済予定の前日に電話やラインで連絡を行い、その時に返済先の口座を教えてもらう形になっていることです。
なぜ毎回このような面倒なことをしなければならないのかというと、ソフト闇金業者が警察の足がつかないように対策をしているからです。
毎回同じ振込口座を利用しているとすれば、被害を立件しにくくなるので、その対策を行うために毎回異なる返済口座を教えています。
返済サイクルは7日と10日サイクルが選べるパターンが多いことがホームページから確認できます。
手数料としてそれぞれ数千円程度を取り、利率は7日の場合は20パーセント程度、10日の場合は30パーセントというのが多いです。
そして、ソフト闇金の返済は一度に完済することも可能ですが、ジャンプという行為も許されています。
ジャンプとは、利息の実を支払って先延ばしにする方法です。
もともと闇金では元金を回収せず利息の実を延々と支払わせる方法が良く用いられているので、むしろソフト闇金ではジャンプ行為は歓迎される傾向にあります。
したがって、利息のジャンプは何度でも行えると明記しているソフト闇金業者は多いです。
また、闇金業者は元々違法金利で貸し付けていますが、遅れた場合には別途遅延損害金を取るケースも多くなっています。
そうなると困る利用者の存在も、ジャンプが多用される原因の一つとなっています。
