闇金とは貸金業法に定められている正規の手続きを行わずに融資業務を行う行為ですが、個人間のお金の貸し借りと解釈するのであればお金を借りた側は返済義務が発生します。
ただし返済義務が発生するのは手数料なども含めた金利が利息制限法または出資法で定められる上限金利以下の場合に限られており、僅かでも上限金利を上回れば元金と利息を返済する義務はありません。
闇金の多くは貸し倒れリスクの高い人に融資を行うために法律で定められている上限金利を上回っており、法的には元利金の返済義務がなくて借りパクも可能です。
ただし闇金の多くはしっかりと借りパク対策を行っていて、融資の際に聞き出した本人の家族・親族や職場などの連絡先を使用して返済を迫るでしょう。
これに加えて、初回は借りパクに備えて融資される金額が低めに設定されています。
最近は金利が低めに設定されているソフト闇金業者も存在しているため、初めての方でもネットで申し込みをして簡単にお金を借りることができます。
ソフト闇金でも法律で定められている上限金利を上回っていれば理論的には借りパクが可能ですが、大きなリスクがともなうので注意が必要です。
ソフト闇金の場合は執拗に返済が求められることがないかもしれませんが、同業者の間で情報が共有されるので他社も含めて二度とお金を借りることができなくなってしまいます。
借りパクが原因で闇金業者のブラックリストに登録されてしまうと、いざという時にお金を貸してくれなくなってしまうでしょう。
